2017年の愛媛国体を盛り上げようと、愛媛県四国中央市の土居中学校美術部員11人が関川公民館(同市土居町上野)の外壁に描いた壁画が完成し、26日夕、お披露目された。
 壁画は建物2階部分にあり縦4.15メートル、横9.3メートル。国体公開競技として土居地域で開かれる綱引き、市マスコットキャラクター、特産の五葉松、サトイモなどを生徒の案で盛り込み、7月上旬から土日や夏休みを使い制作。地元建設業者も足場の設置で協力した。
 外壁は道路に面しているが窓もなく、一面真っ白だった。公民館長で関川地区国体協力会長の榊原勲さん(69)が中学校に制作を依頼したところ、生徒から二つ返事で「挑戦したい」との声が届いた。26日の夕涼み会に合わせて除幕すると、見上げた子どもや大人が出来栄えに感心していた。